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不動産売却に係る手数料。売却費用はどれくらいかかるの!?

リーマンショック以降およそ350件の自宅売却の相談を個人的に受けてきました、株式会社JIコンサルティングの代表、武藤功史(むとうこうじ)です。             

自宅などの不動産を売却するとき、費用がかかることを決して無視しないでください。あまり少なくないです。

このブログで簡単に説明するので、皆さん売却前に十分気をつけてください。

不動産売却に係る諸費用

大きく分けて三つあります

1. (不動産会社に払う)仲介手数料
2. (司法書士に払う)登記費用
3. (国税)印紙代

1 不動産売却に係る仲介手数料

不動産売却は、仕事として何百件もこなしてきたわけですが、私自身の住宅も2回売却したことがあります。

自分自身に不動産取引の知識があったとしても、やはり個人として一般の人たちに広告を出すことは難しいと思いました。それで、不動産会社に依頼するほかありませんでした。

その時に、一番重たい費用が「仲介手数料」です。現在は消費税増税もあり、以前より重たさが増しました。

簡単には;

【不動産売却価格の3.3% + 66,000円】

が仲介手数料です。

例えば、売買する不動産の価格が2000万円の場合;

2000万円 x 3.3% + 66,000円
= 72万6000円(消費税10%込み)

72万6000円が仲介手数料となります。


実際は、売却価格にこの手数料を含めることが多く、別途用意する必要はありません。

(裏話)

裏話ですが、実はこの仲介手数料は交渉により安くすることができます。不動産業を営むものとしてあまり言いたくはありませんが、この3%という数字は「上限」として仲介業者が受け取れる報酬額であり、売主からすればこれに従う必要はないのです。つまり、極端な話、仲介手数料ゼロで売ってくれと頼むことも不可能ではありません。さすがにゼロでは不動産業者も動けませんから、例えば、「税込み2%で頼みたい」とか、「正規」(業界用語で上限の仲介手数料)の半額で頼むこともできます。販売を得意としている不動産業者なら、簡単に引き受けるはずです。

2 登記費用

仲介手数料と比べると、不動産売却時の登記費用は何でもないかもしれません。特に抵当権が設定されていない不動産を売却する場合、 司法書士が「登記原因情報」(一枚の紙)の作成で1万円ほど請求してくる程度のはずです。実際、何も支払わないケースも多々あります。この場合は司法書士がサービスで登記原因情報を作成しているのです。愛知県を含む東海エリアでの不動産売買は一般的に一人の司法書士が買い側と売り側の両方を担当します。それで、買い側から所有権移転登記手続きの報酬をもらえるので、特に売主から報酬をもらわない司法書士も見受けられます。(司法書士の方々には迷惑な話をしています。申し訳ありません。)

その一方、抵当権が設定されていると、その登記の抹消手続きに費用がかかります。一般的には売買代金に含めるので、持ち出し不要な場合が多いのですが、抹消費用は一つの抵当権(つまり、登記情報にある番号が同じ抵当権)あたり1万円から2万円(プラス消費税)といったところが相場ではないでしょうか。そして登録免許税が1筆(つまり一つの不動産)あたり1000円かかります。
 たとえば、土地二つと建物一つに一つの抵当権が設定されている場合、その抹消には

抵当権解除手続き 22,000円
登録免許税 3,000円(土地二つと建物一つで合計三つ)
合計 25,000円

この合計額が請求されることになります。

しかしながら、司法書士の報酬額はそれぞれの司法書士が自由に決められることになっていて、非常に高く請求してくる司法書士もいます。相場に比べて明らかに高い場合は報酬額を下げてもらうのもありです。だれがやっても結果は同じなのに、なぜある司法書士は2倍も3倍も取りたがるのでしょうか? 私たち不動産業者はお客様にとってもっともよいと思われる司法書士を選定しますが、買主側が司法書士を指名してくることもあるので、その時は先に見積もりを十分検討すべきだと思います。もし相場より高い場合は、下げてもらいましょう。

3 印紙代

売買契約書に貼る収入印紙のことですが、売買契約の金額が1千万円を超え5千万円までの場合、1万円の収入印紙を貼ることになります。前のブログにも書きましたが、実際には売主は売買契約書原本が不要の場合が多く、印紙代を払わないことが多々あります。

不動産売却に係る費用まとめ

不動産売却に係る手数料は大きいものから順番に説明しました。実際のところ、仲介手数料以外はほぼ考える必要がありません。不動産業者を通して売却される場合、業者がすべての費用を計算するので、安心できます。

私ども、JIコンサルティングは愛知県岡崎市をはじめ、豊田市、安城市、西尾市において不動産売却が得意です。お困りの方はぜひご相談ください。相談は無料です。実際にお役に立てるなら幸いです。


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