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【実話】破産状態でも新たな家を購入できるかも!?

リーマンショック以降およそ350件の自宅売却の相談を個人的に受けてきました、株式会社JIコンサルティングの代表、武藤功史(むとうこうじ)です。             

実際に私が担当した件で、破産状態にありながら新築戸建て物件を購入した人の話をします。

もう住宅ローンが払えない!?

もう住宅ローンが払えない
三菱UFJ銀行(当時の三菱東京UFJ銀行)のローンだったと思います。ご主人の収入が激減し、住宅ローンの支払いが非常に苦しいとの相談を受けました。お勤め先の景気が悪くなり、給料が減ってしまったのです。

支払い猶予交渉

住宅ローンが支払えなくなると多くの人がまず銀行に相談して住宅ローンの返済月額を下げてもらうようにします。実際にはどのような形でもそれで借金は減りませんし、当然ながら銀行側も金利を下げることはしません。金利だけはしっかりと要求します。それで1年ないし3年間の間金利だけを支払う支払い猶予制度を導入している金融機関も多いのですが、それを一度してしまうと後がきつくなってしまうのが現実です。

なので金融機関もその人の後の返済能力を見てきます。収入が上がることが予想しにくい場合や、年齢が高い場合などは支払い猶予が認められないケースが多いのです。

もちろんこの方も自分の銀行に相談に行かれました。支払い月額を下げてもらうよう交渉しましたが、できないと言われたそうです。年齢も年齢ですし、銀行側も無理な交渉をしなくても、保証会社から支払いを受け取れば銀行側は損をしません。

支払い滞納が続く

支払い滞納が続く
しばらくは貯金を崩しながら住宅ローンを払い続けましたが、ついには貯金が底をつくところまでに至りました。住宅ローンの支払いが高いので、どんなに生活を切りつめてもお金が足りません。他に借金があったわけでもありません。カードローンに手を出すのも間違っていると思われたようです。そして初めて住宅ローンを支払う口座にお金が無くなりました!

何があっても生活が優先です。食べていかなければならないのは当然です。銀行から支払いの催促を受けましたが、ごめんなさいと言うだけだったそうです。仕方がないです。その翌月も同様でした。

自宅を手放す決意

自宅を手放す決意
この方はついに自宅を売却する決意をされました。この銀行の場合支払い滞納が3か月続くと住宅ローン残高の一括弁済を要求してきます。つまり、金銭消費貸借契約を解約し、いっぺんに全額支払えと言ってくるのです。他の金融機関は滞納6か月で一括弁済を要求します。

しかし、そもそも月の支払額が払えないのに、全額など支払えるはずがありません。これはすなわち、次の段階、不動産競売を申し立てるためなのです。不動産競売は時限爆弾のようなもので、一度始まると5、6か月後に自宅をうしなうことになります。

任意売却に強いJIコンサルティングに相談

任意売却
私どもはすぐに任意売却をおすすめしました。任意売却の申出を金融機関にすることで、大抵の金融機関は不動産競売の手続きに着手しなくなります。任意売却は不動産競売より早く債権回収が行えるのと、回収額も大きくなることが見込めるからです。(最近では競売の方が高くなることもありますが。)

何よりも債務を抱えている人に有利だからです。任意売却の期間中は私どもが金融機関とのやり取りをするので、債務を抱えている人は安心できます。しかしこの方の銀行(実際は債権回収会社)は任意売却期間を3ヶ月しかくれません。3ヶ月は不動産売却には非常に短い期間です。物件の状態が悪い場合はさらに困難です。

それでJIコンサルティングで高めに買い取ることにしました。そうすることにより支払いをしなくてもしばらくの間は自分の家に住み続けることができます。

配偶者名義で新築を購入!

私どもはこのような相談を受けるとき、あらゆる角度から解決を探ります。この方はどんな形であれ自宅をあきらめたくなかったのです。それで私たちも方法を考えました。そこで、この方の奥様に着目しました。新しい仕事を始めて2か月でしたが、ある程度の安定収入が見込まれました。

それで近隣の安めの新築戸建てで住宅ローンを申し込んだところ見事承認! (もちろん別の金融機関です)

何が起きたのでしょうか? 金利が非常に低く、物件も低価格であったため、また奥様の年齢から長期の住宅ローンを組めたのです。近隣のアパートよりも安い支払額のローンを組むことができました。なので、無理のない住宅ローンの支払いが始まりました。

破産手続きによらず借金が帳消しに!

さらに・・・、弊社買取りによりご主人の住宅ローンの残債がたった60万円ほどに! そしてその額は事実上「帳消し」になったそうです。

このご夫婦は支払えなくなった自宅から新たに購入した新築戸建てに直接引っ越しました。以前は高い物件+高い金利に困っていましたが、現在は比較的かなり安い支払を続けています。

まとめ

住宅ローンに関しては色々な解決策が存在します。破産状態でも自己破産等の手続きが不要な場合が多いです。さらに、マイホームをあきらめたくない人の場合は、条件さえ合えば別のマイホームを持つことも可能です。

私ども、JIコンサルティングは愛知県岡崎市をはじめ、豊田市、安城市、西尾市において不動産売却のコンサルティング(相談)が得意です。お困りの方はぜひご相談ください。相談は無料です。

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